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　京都市左京区の民家で、赤羽敬さん＝当時（５４）＝と６０代女性の殺害遺体が見つかった事件で、京都府警下鴨署捜査本部は１２日、赤羽さんの遺体をスーツケースに入れて遺棄したとして、死体遺棄の疑いで、６０代女性の息子で無職、崔裕（さい・ひろき）容疑者（３０）を逮捕した。

　捜査本部によると、崔容疑者は「警察に届け出をせず遺体を隠していた」と容疑を認めている。２人の殺害をほのめかす供述もしているという。

　逮捕容疑は、８月上旬から中旬ころ、同区岩倉幡枝（はたえだ）町の赤羽さん宅で、赤羽さんの遺体をスーツケースに詰め込み、居間に放置して遺棄したとしている。

　捜査本部によると、この民家は赤羽さんのほか、６０代女性と崔容疑者が住所地としていた。女性の遺体は崔容疑者の母親とみて身元確認を進めている。

　司法解剖の結果、赤羽さんの頭部と顔、女性の頭部には鈍器のような物で殴打されたとみられる陥没骨折があった。２人は同じ時期に殺された可能性がある。

　１１日午後５時ごろ、同市南区の駐車場で崔容疑者が母親名義の軽乗用車に乗り込むのを捜査員が発見。任意同行を求めたところ、事件への関与をほのめかしたという。

　事件は、この軽乗用車がとめてあった同市中京区のコインパーキングの管理会社の男性が未払い料金を請求するため民家を訪れたのをきっかけに発覚。軽乗用車は８月末以降、所在が分からなくなっていた。D10 媚薬
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